「恋愛工学の教科書」の感想

読書

恋愛はロマンチックなものではなく、科学によって攻略することができる。「恋愛工学の教科書」は、恋愛をロジカルに学ぶことに主眼をおいている。

何の戦略も持たずに、恋愛をする事は効率的とは言えない。どんなに情熱的にアプローチしても、全く相手にされないことだってあるだろう。いわゆるモテない状態から脱却するためには、やはりそれなりのテクニックが必要と言うわけだ。

恋愛工学には、はっきりって賛否両論ある。リアルでは通用しないと言う意見すらある。それでもノープランで恋愛にチャレンジするよりは、何かしらのヒントとなるマイルストーンがあった方が多少なりとも有利なのではないだろうか。

恋愛工学が否定的な意見を受けてしまうのは、セックストリガーと言う理論があるからだと思う。これは好きだからセックスするのではなく、セックスをした相手を好きになると言うコロンブスの卵的な発想だ。恋愛をロマンチックなものだと捉えている人には、この理論は受け入れ難いようだ。でも、恋愛工学の教科書を最後まで読み切れば、自分の恋愛がうまくいったケースと合っている箇所をいくつか発見できると思う。恋愛をするうえで、いちど読んでおいて損はないだろう。

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